【海外移住におすすめ】カナダは住みやすい国。

カナダ
Fujinakaさんによる写真ACからの写真

気候の変化や人口の減少、政治の問題など、さまざまな理由から海外移住を考慮している日本人が増えています。

英語圏で、治安もよいカナダも、その候補に挙がることもしばしば。

バンクーバー、トロントなどの主要都市が、世界の住みやすい都市の上位にあげられることも多いです。

この記事では、カナダが日本人にとって「住みやすい国」である理由を、仕事、公的サービス、物価、気候、人々の5つのポイントからご説明します。

仕事

カナダはその広大な国土に比して人口が少なく、常に有能な人材を国外に求めています。

また、業種によっては、外国の資格を国内の資格に切り替えるシステムもあり、海外の学位もその国の教育水準等に見合わせて査定してくれます。

英語や、足りない科目を補う方法を提示してくれるので、時間は多少かかりますが、海外からの移住者にも門戸は開きます。

ただし、医師など、業種によっては実質的に参入が非常に困難なものもあるので、事前の詳細な調査が必要です。

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公的サービス

医療

基本的な医療は、無料でうけることができます。これには、必要な手術や入院費も含まれます。ただし、対象は市民権・永住権などの資格保持者のみ(難民や就労ビザ保持者も含む)となります。

ただし、歯科医療やフィジオセラピー、処方薬など、カバーされないものもあります。(これらは、一般的に、正規のフルタイムの被雇用者には、企業が福利厚生の一部として保険を提供するのが慣例です。)

また、無料である分、資金不足などの問題から、人工関節の手術、専門医への紹介、介護施設への入居などは、長期の順番待ちがあるなどの課題もあります。

事前に希望すれば、病院での受診の際などには医療通訳を無料で頼むこともできます。

年金

永住者・市民権保持者は、カナダでの居住10年以上(18歳の誕生日以降)で65歳から基本年金が受け取れることになっています。

また、カナダのもう一つの公的年金Canada Pension Planは、日本の年金と提携しています。

教育

幼稚園(2年間)、初等教育(8年間)、高校(4年間)は、義務教育ですので、公立の学校に通う場合は授業料は無料です。大学はほとんど公立ですが、学部、大学により授業料は様々です。

「受験」のシステムがないので、比較的のびのびと勉強できる環境です。

物価

過去20年ほど、大都市部の住宅高騰がつづいているため住宅費は比較的高額です。そのため、外食産業などをふくめ、物価も比較的高めであるといえるかもしれません。

ですが、対日本円では為替レートが低いため、日本から資金を持ちこむのであれば、かなり有利です。現在1カナダドル=80円程度。

消費税額は州によってわずかな差があります。オンタリオ州では現在13%。ですが、基本的な食品などには消費税はかかりません。

気候

カナダ西岸は、地中海性気候のように夏は涼しく冬は温暖で非常に住みやすい気候です。

中央部・東部は温暖差も大きく、冬は寒く降雪もおおいので、必ずしも住みやすい気候というわけではありません。

しかし、住宅はおおむねセントラルヒーティングになっており、屋内は過ごしやすい温度に保たれていますし、道路の除雪などもシステムが整っています。大都市の市街地では、地下街が整備されているところもあります。

トロント周辺でも、年によっては、大雪・吹雪などのために学校が休校になることもあります。snow dayといって、親はベビーシッターの手配や仕事の休むアレンジに大わらわとなりますが、子供たちは大喜び。

人々

カナダはマルチカルチャリズムを掲げ、多文化の共存を基本原則としています(今の首相のお父さん、ピエール・トルドーの功績が大きい)。

原則として、人種・エスニシティ・性別・性的嗜好・年齢・宗教などなど、さまざまな違いを理由に差別をすることが法律によって禁じられています。

同性婚も認められているなど、先進的でリベラルな考え方の人が多いのも、この国の大きな魅力の一つです。

そのためか、住み続けていると、自分が「外国人」であるという感覚はまったくなくなります。

そして、一般に、カナダ人はフレンドリーで腰がひくく、親切な人が多いといわれています。

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