現地の友達を作るのは、結構難しいのが現実。

海外留学したら、現地の友達をたくさんつくって、毎日会話をがんばるぞ!と意気込みますよね。でも実際に到着して生活を始めてみると、ネイティブスピーカー(とはカナダでは実はあまりいいません、a person who speaks English as his / her first language、くらいが一般的でしょうか?ただnativeっていうと先住民族のことを言っているような印象をうけるひとが多いのは)の友達をつくるのは、実は結構むずかしいのです。以下に理由をあげてみました。

出会う機会が少ない

ワーホリや短・中期の自費留学の場合、まずは語学学校に通うという人がおおいでしょう。語学学校にはいったら、いろんな国からきた学生と友達になろう!と最初は意気込みますが、なんとなく同じ国からきた人たちとばかり一緒に過ごすようになってしまうことがよくあります。情報交換や、精神的な安定のためにはもちろん日本人の友人もとても大切なのは言うまでもありません。ですが、日本人の友人たちとばかり話していても当たり前ですが英語の上達は望めないのもまた事実です。そして当たり前ですが、語学学校にいるnative English speaker (こう言ういい方だと自然ですね) は、先生ぐらいのものです。

知り合っても仲良くなるのが難しい

これは日本での日本人との関係においても同じことがいえるかもしれませんが、「知り合った」からといって、急に仲良くなれるかというと、まあそう簡単にはいきませんよね。相手がどういう人間か、こちらがどういう人間かを観察しあい、少しづつ距離をちぢめて友人関係を築いていくプロセスは世界共通なのではないでしょうか?

英語力が足りず、グループの会話の輪に入れない

カレッジの一般の学部にはいったり、ごく普通の(Japanese Restaurantではない)cafeでの仕事を見つけて、さあ、これから英語だけでがんばろう!となったときに気づくのが、グループでのsmall talkについていくことの難しさです。Small talkというのはいわゆる雑談ですが、人間関係をうまく構築していくうえで、大変重要なもの。仕事の関係であっても、相手との会話を楽しもうという姿勢を示すことで、相手に好感をあたえます。ただ、この雑談というのが案外くせもの。スラングや慣用句が使われることもおおいし、人気のテレビ番組や有名人などが引き合いに出されることも多く、文化的な背景がわからないと、チンプンカンプンになってしまい、どう反応していいか迷います。結果、雑談を避けがちになり、まわりから浮いてしまう、あるいは浮いてしまっていると思い込んでしまうこともめずらしくありません。

慣れない言語、環境の中での精神的疲労

がんばって英語漬けの日々を送っていると、精神面での疲労感はもとより、身体的にも疲れを感じることがよくあります。日本にいた時、日本語での会話の中ではほぼ無意識に反射的にできていたことを、すべて頭を使って意識的に行わなければならないのですから当たり前といえば当たり前です。一日中なにをするにも緊張感をもって取り組まなければならないのですから、脳にも体にも多大なストレスをもたらします。日々の暮らしのスケジュールをできるだけ無理のないものに調整し、毎日どこかでストレスを開放する時間をつくったり、時には日本人の友人たちとおもいきりおしゃべりをして笑ったりするのも、英語での人間関係をうまくこなしていくためには大切なことです。

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