英語の発音が良くなる方法 2. Pronunciation

英語のブラッシュアップは一生の課題。

こんにちは、ころっちです。

ころっち。カナダ、オンタリオ州在住。現地の大学院をでて、英語onlyの環境で15年以上、医療ソーシャルワーカーとして働いています。

今日はpronunciation、発音そのものについてお話しします。

*筆者の経験に基づいた個人的な意見が含まれておりますのでご注意ください!

発音記号と音をマスター 

自信をもって練習するには、やはりひとつひとつの音を正しく覚えるのが、遠回りなようで近道です。

発音記号をみて、正しい音がわかりますか?英語は、残念ながら「例外の多い言語」として知られており、単語のスペルによって音が決まってくるわけではないのはご承知の通り。

単語ひとつひとつの正確な音を、単語ごとにおぼえようとしても難しいもの。すぐ忘れてしまいます。発音のバリエーションを把握したら、「フレーズの反復練習」をしながらフレーズそのものの発音を身に着けてしまいましょう。

コツ①:RよりもLに気を付けよう

Rの発音が難しいと思っている英語学習者は多いはず。

たしかに、単語の頭にくるRを日本語のラ行で発音するととても通じにくくなります。

ただ、Rの音のほうが、Lの音とくらべ、舌の位置に関しては、日本語のラリルレロに近いです (口の中で浮いている感じ)。

ですので、単語の中ほどや語尾にでてくるRは、多少雑に発音してしまっても結構通じます。

ですが、Lは舌の位置が全く違うので、かなり意識しながら発音することが非常に重要です。Lの音の時は、必ず上あごの歯の裏に舌を持ってきましょう。

 

コツ②:She と seaの違い、vとbの違い、nとmの違い、にも気を付けて

どれも日本人が混同しやすい音のペアですよね。私なりに、発音を仕方を説明してみます!

  • Shとsでは、Shのほうが日本語の「シ」に近い音です。イメージとしては、動物をおいはらうような「シッシッ」とか、人差し指を唇に当てて「しー!(静かに)」とやるときのような音です。sは、唇はすこしすぼめて歯と歯の間を少し開け、そこから細く強く息を「スーっ」と吐き出すような音。
  • vはご存知のように上の歯で下唇を押さえ、そこから下唇を前に突き出すようにしながら出す音。bは、まず唇を閉じて、そのあと勢いよく破裂させるようなイメージで「ボッ」という感じの音をだします。
  • nは、口を開けた状態で発音します。口を軽く開けて、舌先を上あごにくっつけたまま「ンー」といってみてください。Nancyもこの状態から言い始めます。mは逆に唇をしっかりとじたまま「ム」と発音します

自然にきこえるために、単語中および文中 のストレス(”アクセント”、強調)は最重要

日本語は、わりと一本調子で話す言語ですが、英語は波のようにあがったり下がったりを繰り返します。

そしてどこであがってどこで下がるか、つまり単語の中で強調する音を間違えると、・・・通じません!

ですが、これを逆手に取って、イントネーションに気を配ることで、多少「発音」が今一つでも、しっかり一発で通じるようになります。

日本語でも、実は同じこともいえるんですよね。例えば「お好み焼き」のことを、「の」にストレスをおいて、「オクノーミヤキー」と言われて、「奥の宮木」としか聞こえなかったことがあります(笑)。

カナダでボランティアをしたくて、いろんなところに問い合わせの電話をしてみたのですが、肝心のvolunteerという単語がどうしても通じずに苦しんだ経験があります(泣)。vとlとrが入った、日本人には発音しにくい単語ですが、一番の問題はストレスの場所だったことに気づいてからは通じるように。本来のストレスはteerに来るのですが、lunの部分を強調してしまっていたので全然通じなかったんですね。このように、日本でもカタカナで使っている単語は、ストレスの場所が違っていることが多いので要注意!

content wordsを強調し、助詞やbe動詞は、コンパクトにまとめて発音する

名詞や動詞など、意味のある言葉のことをcontent word といいます。

話すときは、このcontent wordを強調し、残りの助詞などは、小さくまとめて発音するようにすると、リズムがつけやすく、聞きやすくなります。

次の例を見てみましょう。

When I was walking to work, I met my old friend Alex.

赤字で示してある部分ははっきり、比較的長く発音しているのに対し、残りの部分はコンパクトにくっつけて発音しています。このように自然な抑揚をつけると、意味も伝わりやすく、より英語らしく聞こえます。

フレーズでリズムごと練習してみよう

良く使う言い回しなどは、フレーズごと発音やリズムを覚えてしまいましょう。

Where are you going?

I’m not gonna do that.

That’s exactly what I said!

Do you wanna come with us?

また別の記事で、効果的な発音練習方法についてもご紹介しますね。

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