海外生活の失敗談

海外生活、最初はだれでもニューカマー。

こんにちは、ころっちです。

ころっち。カナダ、オンタリオ州在住。現地の大学院をでて、英語onlyの環境で15年以上、医療ソーシャルワーカーとして働いています。

海外での生活を終えて帰国した友人や親せきに会うことも、時々あると思います。

そんなとき、「あっちでは家も広くて」「食べ物が安くておいしいんだ」「休暇もたくさんとれたからあちこち旅行してきたよ」などと、自慢のような武勇伝のような話をきかされることはあっても、失敗談について聞くことは意外と少ないのではないでしょうか?

でも、慣れない海外で、そんないい経験ばかりのはずがない!ほんとはみな、いろいろな失敗や、落胆、不満を抱えて帰国しているとおもいます。

かくいう私も、自慢ではありませんが、いろいろあります。

今日は私自身の失敗談を集めてみました~

空港で荷物を運んでくれたポーターさんに、チップを渡さなかった

語学留学で、初めてのカナダに一人で到着。

それまでも海外旅行の経験はありましたが、一人で大型のスーツケース二つにキャリーインを抱えて空港に降り立ったのは初めて。

学生ビザのため入国審査で少し時間がかかり、ターンテーブルに出てきてたときにはもうあまり他の乗客もみあたりませんでした。

当時カート使用は有料で、コインの持ち合わせのない私がどうしたものか戸惑っていると、親切そうなポーターさんが近寄ってきてヘルプをオファーしてきました。

思わず頼んでしまったものの、日本から両替してきた現金は20ドル札が最少額。もたもたしているうちに、

ポーターさんはにこにこ荷物をタクシーに積んでいってしまいました。いい人だっただけに、悔やまれます。

バックパックに入れていた一眼レフカメラを、スリに盗まれた

これは日本で学生だったころ、友人とロンドンへ行った時のこと。

当時写真部に所属していた私は、Nikonの一眼レフカメラを持っていました。

人気のストリートマーケットに行ったとき、これを無造作に、後ろに背負ったバックパックに入れていたところ、背後からチャックを開けてするりと取られてしまいました。

背が低い私は格好のカモだったことでしょう・・。

保険でお金は帰ってきましたが、旅行はまだ序盤。

残りの旅行の写真は、コンパクトカメラでとる羽目に・・・。

French fries (フライドポテト)を注文しようとして、ちょっとカッコつけて「fries 」と言ったらスプライトがきてしまった

これは、ありがちですね。頼んだものと全然違うものが来る。でもなんとなく「変えてくれ」と言えなくて。今ならちゃんと文句をいって両方もらいますけどね(笑)。

Orlandoに行く途中のトランジットで、最終目的地を聞かれ、「オーランド」に行くと言い張ったが通じなかった。(正しくはご存知のようにオランド―です)

生まれて初めての入国審査、個人旅行プラス乗り継ぎありで、当時高校生の弟を連れて頑張って臨んだのですが・・・。

通じなくて通じなくて。

チケットを見せたら、おおう、オランドー!となりました。

英語得意なはずのお姉ちゃんの面目、いきなり丸つぶれでした~。

一緒にアメリカに遊びに行った弟が来ていた日本製のTシャツに、同性愛者を差別するスラングが英語ででかでかと書いてあった(後から指摘されて気づいた・・・汗)

ずいぶん前の話で、英語も片言だったので、何と書いてあったかは覚えていませんが、どうやらそれを着たまま同性愛者の人にあってしまっていたらしく・・・。

すみません。

その後は、日本で安物のTシャツを買う時は、英語の書いていないものを探すようになりました。

ユダヤ人のホストファミリーに、「Merry Christmas」というカードを送ってしまった

おもいだしても恥ずかしいのですが、知らなかったんです。

Kevin SandersonによるPixabayからの画像

ユダヤ系の人が祝うのはHanukaですね。

カナダは、人によっては(特にカナダ生まれの人は)自分の宗教に関係なく「メリークリスマス!」という人もいます。

私はどう見てもアジア人なので、クリスマス前はみな気を使って「Do you celebrate Christmas? 」(あなたはクリスマスをお祝いするの?)と聞いてからメリークリスマスを言ってくれます。

他民族・他宗教のトロント周辺で、一番「安全」なのは「Happy Holidays!」あるいはカードをおくるなら「Season’s Greetings」ですね。

ユダヤ系のレストランで、「おいしい!アラビア料理ににているね!」といって周りを静かにさせてしまった

svetlanabarによるPixabayからの画像

ハマスやファラフェルなどは、イスラエルのユダヤ料理でもあり中東の料理でもあるので、間違いではないのですが、振り返ってみると当時パレスチナ問題がかなりピリピリしていたときだったような・・・考えなしでした。

また、一緒にいたのがユダヤ人の人ばかりだったのですが、私に説明しようにも政治的な話になってしまうし、なんと言っていいかわからなかったんでしょうね・・。

無知が招いたawkward silence(気まずい沈黙)でした・・・。

帰国前にヤードセールをして持ち物を売ろうとしたが、サイン(看板)が控えめすぎて売っているのだと気づいてもらえなかった

住んでいたシェアハウスの前庭に売りたいものを並べてみたのですが、どうも日陰干ししてるかな・・?というような風情だったみたいで。

みんな横目でみて、とおりすぎていく・・・。結構状態のいいものを安く出していたのですが(笑)

気さくな女性が「これ、もしかして売っているの?」と大きな声で話しかけてくれたら、急に人だかりが。

最終的にはルームメートのガールフレンドがいろいろ買ってくれたので、どうせなら、先に、彼女にほしいものはないか聞けば良かったなと思ったのでした。

私はありませんでしたが、意外に多いのが短期滞在者の自動車事故だそうです。レンタカーを借りても、走行スピードも日本より速く、車線も左右逆なので、かなりの精神的ストレスになります。逆走の危険や、交通規則に精通していないゆえのトラブルもあるようです。海外滞在中の車の運転は、慎重に!

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