カップルカウンセリング、やっています。

ソーシャルワーカーという仕事

個人で、そしてあるエージェンシーの契約セラピストとして、サイコセラピーをさせてもらっています。オンラインまたは電話でのカウンセリングをやっているのですが、最近は依頼の多くがカップルカウンセリングです。

私の場合、オンタリオの登録ソーシャルワーカーとして、Registered Social Worker / Psychotherapistの肩書でサイコセラピーを提供することが可能となっています。ソーシャルワーク修士の学位取得のための勉強もその大部分がカウンセリングおよびサイコセラピーのトレーニングが大きい部分を占めていました。また、学位取得後も、治療モデルや技法に特化したcertification programやワークショップ、本などを通じて自主的に勉強を続けます。技法のトレンドも変わっていきますし、個人によって、また提起される問題によって、最適なモデルや方法論もかわってきます。

夫婦、パートナー間のすれ違いやコミュニケーションの問題、そこから生じる諍いや精神的苦痛、フラストレーションなどについて、第3者のサポートを求めるのは、日本ではあまりなじみのないことかもしれません。正直なところ、自分自身も、カップルカウンセリングを受けたことはないんです。私は自分の夫とは、ありがたいことに今はうまくいっているのですが、過去には、それなりにいろいろありました。あの時、カップルカウンセリングを受けてみるのもひとつの方法だったかもしれないな、と今振り返って考えます。

個人的な、パートナー間のことであっても、専門家に相談してみる、第三者の視点を参考にしてみる、という姿勢は、日本人もぜひ取り入れてみるべきだな、と感じる今日この頃。

きちんとした訓練を受け、経験をつんだ専門家は、決して相談内容を他言することはありませんし、どちらか一方に肩入れすることはできるだけ避けるように努めます。

お互いのことを大切に思っているのに、なぜか口論になってしまったり。自分ばかりが家事や育児に追われ、パートナーに尊重されていないと感じていたり。お互い反省してやり直そうと思っているはずなのに、過去に相手に言われた言葉や裏切られた経験がから、どうしても相手のことを許せない自分がいたり。どうしても相手に言い負かされてしまう、傷つけられてしまうと感じて、自分の意見や気持ちを説明することをあきらめてしまっていたり。スキンシップやセックスレスの問題も、カップルが多くの直面するチャレンジです。

どれもセンシティブな問題ですが、第三者をはさむからこそ、冷静に、さらに傷つけあってしまうリスクを軽減しながら、問題の原因をさぐったり、より良い関係の構築に向かって話し合うことができる。それが、カップルカウンセリング、またはカップルセラピーです。

ただし、DVがあったり、問題の根底にパートナーの薬物使用、深刻な精神疾患などがある場合、カップルカウンリングでは安全性の確保が難しい場合もあります。そういった場合は、まずはご自分のかかりつけの医師や公的なサポート機関などに相談するか、個人でのカウンセリングを試してみることをおすすめします。

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