オンタリオ全域のロックダウンは、北部の一部地域だけは今日で解除になるみたいですね。ですが、他の地域は、1月23日まで引き続きロックダウン。その後も、以前のように地域別に色分けされたコードシステムに戻る予定ですが、日々更新されていくall time highの感染者数をみると、このロックダウンは終わるのかどうか確信が持てなくなってきた今日この頃。どちらにしろ、私の住む地域はしばらくは「赤」のロックダウンなんでしょうけど・・。この記事では、カナダ、オンタリオ州において、social gathering の規制とその違反者に課される罰金についてご紹介します。
ころっち。カナダ、オンタリオ州在住。現地の大学院をでて、英語onlyの環境で15年以上、医療ソーシャルワーカーとして働いています。
ロックダウン下でのsoical gathering に関する規制
現在、オンタリオ州では以下の制約が課されています。
1.屋内での集まりは、同居する家族のみに限られる。ただし、一人暮らしの場合は、他の1世帯のみ訪問可。
2.屋外での集まりは、10人まで。
3.パーソナルケアサービス (ヘアサロン等)、を含むビジネスの一時閉鎖と小売業等の営業規制、飲食店はテイクアウト、デリバリーおよびドライブスルーのみ。(食料品や生活必需品の販売店以外はカーブサイドピックアップとオンラインのみ、開いているお店も人数制限やsocial distancing の規定あり)
結構厳しいです。基本的には食料品とその他の雑貨類を扱う大型店、walmartとかCostcoなんかが以前有利ですので、個人営業の小売店、例えば洋服屋さんとか楽器屋さんなんかは打撃が大きいでしょう。
規制違反に課される罰金等
さて、では違反した場合、どんなペナルティがあるのでしょうか。オンタリオでは、基本的には、違反に対して750ドル(6万円程度)の罰金が、または、警察官などの(規制の施行において)職務の執行を妨げる行為に対しては$1000ドル(8万1千円程度)が課せられるとされているようです。
しかし、緊急事態宣言に反する行為に対しては、裁判所命令でなんと$100, 000(811万円程度)以下の罰金および1年以下の懲役を課せられる可能性もあるんです。また、企業が緊急事態宣言に反する行為をした場合、罰金額は最高で$10, 000, 000(8億1千万円程度)までとされています。(Global News 記事参照)
実際、筆者の住むミシサガ市(トロント近郊)では、11月29日にAirbnbで催されたパーティに集まった60人の人々に対し、警察官が合計で$47,000(380万円程度)の罰金を課したと報道されました。
これは友人から聞いた話ですが、こういったパーティが検挙されるのは近隣の住民の通報によるものが多いそうです。
みんな規制を守っているの?
それでも、1月5日にリリースされたCanada Pressのサーベイによると、オンタリオでも回答者の56%が、ホリデーシーズン中に家族や友人を訪問したと答えています。(CP24の記事参照)全域ロックダウンが12月26日だったので、全員が全員規制違反というわけではないのでしょうが・・・感染者数の増加も必然的な結果という気がしてしまいます。
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