カナダ、10月1日よりコロナに関する入国規制の撤廃へ

今日までは、入国に際し、ワクチン接種2回以上またはPCR検査の院生証明の提示を、ArriveCanというアプリを使って行うことが義務付けられていました。

しかし、連邦政府は、ワクチン接種義務およびPCR院生検査結果を入国の条件から廃止することを発表。10月1日より、ArriveCanの使用もオプションになるそうです。

オプションということは、使っても使わなくてもOKということ。ですが、このアプリは税関の申告のセクションもあるので、面倒でなければ使っておいて損はなさそうです。

7月初旬に3週間弱、5年ぶりに日本に帰国したのですが、今回は準備がとっても大変でした。

まず、日本国籍のない夫のVISAの申請と受け取り。それから子供たちの日本のパスポートの更新申請と受け取り。それから子供たちのカナダのパスポートの更新申請と受け取り。最後に、出発72時間前以降に、日本入国のための、有料のPCR検査。

これらが全部そろったのが出発二日前。私は出発前日まで仕事をしていたので、Arive Can と日本のMySOS の二つのアプリにすべてを設定しアップロードしたのが出発前日の夜中・・・

在トロント領事館も、パスポートやビザの申請が殺到しているとのことで予約は2週間待ち。でもこちらは予約が取れた時点で「大丈夫、まにあうぞ！」という確認ができて一安心。だったのですが・・。

一番の難関はカナダのパスポートでした。長男の分は、申請書を郵送後、半年以上も待ちました。コロナ過で旅行できなかった反動で、皆こぞって旅行を旅行を計画してるんですね。皆考えることは同じです・・。最終的には、旅行1週間前にパスポートカナダに電話、4時間待ちの末に「まだできてないですね」との返事に愕然。そこからプライオリティをつけてもらい、最寄りのパスポートセンターに書類をみんなおくってもらうことに。「たぶん出発の2日前くらいに、受け取りにくるように電話がかかってくると思いますから。」と担当官。つまりこの時点では、確証はない。

ただ待っているより、できることは全部やろう！ということで、そこから今度は地元のMP（member of Parliament、国会議員）のオフィスに電話をしてみました。MPの選挙区のオフィス(constituency office)には、地域住民から寄せられる苦情や相談に対応する担当者が何人かいるのです。連邦政府関連の相談、おもにイミグレーションとかパスポート関連や国民年金、所得税など、担当機関にホットラインがあるので、実はかなり助けになるのです。

電話をしてみると、フレンドリーな女性の担当者が出て親身に話をきいてくれました。案の定、パスポートについての問い合わせが殺到しているとのこと。あまり大したことはできないけど、と前置きしたうえで、「本当にちゃんとこの地域のパスポートオフィスにすべての書類が送られているかどうか確かめるわ」と心強い提案をいただきました。すぐにメールで簡単な書類をおくってくれ、案件についての情報とコンセントフォームに記入して送り返しました。翌日また彼女から連絡がきて「どうも、緊急発行の必要性を証明するためのitenary （旅行日程書）が届いてないらしいわ」と言われました。そう、長男の分は、旅行の計画を立てる前、6か月以上も前に送付していたので、申請書にitenaryを含めていなかったのです。あぶなかった・・・（汗）。もちろんあわててメールで議員オフィスにおくり、そこからパスポートセンターに送ってもらえました。その後ヤキモキと待つこと数日、出発３日前に「明日できるから取りに行ってください」とのお電話を無事もらうことができました。出発2日前、長男18歳と次男15、「長男が申請者（母）の代理で次男のパスポートを受け取ります」という私の委任状（というか殴り書きのメモ）を携え、無事にパスポートを受け取ってきました。

さて、最後はPCR。旅行、薬局やクリニックなどいたるところでやっていたのですが、「日本指定の用紙に記入してくれるトコ、それも医療機関じゃないとだめ」という情報をもとに、領事館のウェブサイトに掲載のあったクリニックにオンラインで予約。結果がでるまでに24時間かかる、しかも検査は72時間以内でないとだめ・・・というなんともタイトな時間設定にもとづき、日曜の午後に家族4人で予約。一人159ドルほど、家族4人で6万円以上かかりました・・・。

出発前夜、仕事の引継ぎや調整をこなして、深夜になってからようやくMySoSアプリに必要事項を入力、ワクチン接種証明書やらPCR 検査結果やらをアップロード。4人それぞれの携帯にです。それからAir Canadaのアプリにも同じような情報を入力、アップロード。これは代表でわたしだけ。

はー、こんなに大変なのを知ってたら、来年にしたのになー、とぶつくさ言いながら寝不足のまま飛行機にのりこんだのでした。

お年寄りとかいったいどうやったんだろ・・・。