海外移住後の、親との関係

海外生活、最初はだれでもニューカマー。

海外移住を果たして、徐々にその地での生活に慣れていくにつれて、今度は日本に残してきた家族,

とくに年を取っていく親の存在が心配になったりします。

移住したばかりのころは、自分の夢や生活のことに必死だったけど・・。

海外移住したからといって、しかし、日本の家族との関係が終わってしまうわけではありません。親がまだ50代、60代であれば、これから20-30年、もしくはそれ以上の長い年月の間、形を変えて関係が続いていきます。この記事では、海外移住にあたっての日本の家族、特に親との関係について、お互いにより良い形を築いていくための提案についてお話します。

海外移住に付随する親との関係性の変化

海外移住後の親との関係には、多くの複雑な要因が影響します。まずは、新しい環境や文化、物理的な距離が関係性にどのような変化をもたらすのか、以下に詳しく述べてみましょう、

海外移住は、新しいチャプターへのステップですが、同時に親との関係性にも影響を及ぼします。親との関係は、移住前とは異なる形で発展する可能性があります。移住先の文化や社会慣習に適応する過程で、自身のアイデンティティや価値観について再評価を行うことがあるため、それが親との関係に影響を及ぼすことがあります。

距離の与える影響

まず、物理的な距離が関係性に与える影響です。海外に住むことで、直接的な対面が難しくなるため、あたりまえですがコミュニケーションの方法や頻度がかわってきます。近くに住む親と比べて、ビデオ通話、LINEなどのメッセージなどを通じてコミュニケーションを維持することが一般的です。これにより、親との関係がより積極的に育まれる場合もあれば、逆に疎遠になる場合もあります。

あなたのご両親はスマホやLINEを日常的に使っていますか?、また、自宅にWi-fiがありますか?もしあまり使わないのであれば、移住前にセットアップし、操作に慣れるようサポートしましょう。高齢でも、頻繁に使うことによって「慣れる」ことは可能です。最初から、使えない、新しいものは気が進まない、という場合もあるかもしれません。ですが、きちんと話しあい、スマホやLINEで簡単に連絡がとりあえることの双方のベネフィットを、確認しあってみるといいでしょう。たとえば、あなたが海外で辛い思いをしたときに簡単に連絡がとれる、写真やビデオなどをおくって現地の様子やあなたの生活について報告が容易だ、など、具体的なメリットをあげてみましょう。メリットが明確になれば、新しいもの二トライしようというモチベーションもあがります。

また、親戚や近所の人など、スマホ操作上のトラブルなどの相談に乗ってくれる人を事前に探しておくといいでしょう。

移住後は、時差の問題で、なかなかタイミングが合わないこともあります。お互いの生活のリズムを考え、どのくらいの頻度で連絡できそうか、また連絡に都合のよい時間帯などを確認しあいましょう。

直接会って話せないことで、小さな誤解が生じて相手に対しての不満がたまったり、また逆に気を使いすぎて疎遠になってしまったりすることもあるものです。最初は小さなネガティブな思い込みがもとで、親子関係がギクシャクしてしまうこともあります。できるだけため込まず、相手の気持ちや状況も考慮しつつ、きちんと言葉で理解しあう努力をすることがポイントです。

文化の違い

次に、文化の違いが関係性に与える影響です。移住先の文化や社会慣習が異なる場合、自身の生活様式や価値観が変わることがあります。これにより、親との意見や価値観の違いが浮き彫りになることがあります。一方で、新たな文化を取り入れる過程で親との共通の理解が深まることもあります。

たとえば、食事や健康法、病気になったときの対処、子供の育て方や教育についてなど、海外移住したあなたの視点は、日本を出た時とは少し変わってきているかもしれません。自分の視点や習慣を「当たり前」と思いこまず、日本の家族の意見や習慣も尊重することを心がけましょう。そのうえで、自分が海外で経験したこと、新しく学んだことなどをシェアすることができればそれが理想的ですよね。

ときには、日本人の家族と海外の家族(パートナーその親、子供など)のあいだで、習慣の違いから「板挟み」になることもありますよね。たとえば、熱を出した子供の応急処置の方法、家庭内での男女の役割分担、細かいところでは室内で靴をはくかはかないか、などなど・・・

多文化での経験をしたあなたは、それだけ多くの視点で物事をみ、理解することができるようになりますが、それを日本の家族や友人に、押し付けるようなことはさけたいものです。

もし可能であれば、日本の両親や家族も、ときには海外のあなたのもとに遊びに来てもらいましょう。文化や習慣の違いなどを実際に体験し、あなたの生活を実際にみることで、お互いの理解もより深まります。

経済な要因

また、経済的な要因も関係に影響を及ぼすことがあります。海外移住には経済的な負担や成功への努力が伴うことがあり、その影響が親との関係にも及ぶことがあります。経済的なサポートを必要とする場合や、逆に親からの経済的な支援がある場合、その関係は変化する可能性があります。

たとえば、長期帰国や里帰り出産などで実家に長く滞在する場合を含め、自分の拠点が日本にない場合には親や兄弟に頼らざるを得ません。あるいは、移住に際して日本の拠点を残しておく場合でも、家屋や土地の管理、さまざまな業者などとのやりとり、郵便物の管理など、親をはじめとした日本の家族に頼ることも多いでしょう。仲がよく、親子の仲がうまくいっている場合でも、金銭面での行き違いや誤が、親子関係水を差すことはよくあります。親だから、家族だからとなあなあにせず、お互いが納得できる報酬や出費の負担など、きちんと話あうことをおすすめします。

居住国の為替レートや収入の差などから、兄弟間で親の介護の役割分担について意見がわかれたりすることもあるでしょう。また、国際結婚などで配偶者、パートナーがいる場合、面倒くさがらずに話し合いに積極的に参加してもらうようにしたほうが、後々良い関係を築くためにも好ましいといえるでしょう。

孤独感やストレス

海外での生活においては、孤独感や適応の困難さといったストレスも、あなたと日本の家族の関係に影響を及ぼす要因にもなりえます。

特に、移住や国際結婚などに際して、親の反対を押し切って実行した場合などは、つらい気持ちを打ち明けてサポートを求めたりしにくい状況に陥ってしまうこともあります。

自分のために、自分の決めた生き方をする、というのは、人生においての幸福感を得るうえで非常に重要なことです。しかし、特にもともと親との関係が良好であった場合は、なるべくお互いが納得できるまで、根気よくきちんと話し合うというステップを踏むことが、将来のあなたの精神的な安定のためにもより好ましいといえるでしょう。

今後への課題

少子化がすすむ中、日本にほかに頼れる兄弟や親戚がいないことも少なくありません。

ことに、親が大きな病気をわずらったり、足腰が弱くなってきたりすると、今後のことが現実問題となってきます。私も自分が若いころは、「親が生活に不自由をきたすことろには自分が日本に帰ればいいや」などと考えていましたが、あっという間に時もすぎ、両親も80台に突入。しかし私のほうもまだまだ子供の学費諸々にもお金がかかり、なかなか早期退職して親の介護、という決断もできません。幸い、両親ともまだ元気で、二人の生活を楽しんでくれているようですが、ときには寂しそうな様子を垣間見たり、将来への不安を感じたりすることも多くなってきました。

最近では、日本国内のみならず、海外からの「遠隔介護」も増えているとききます。

私と夫は、私の両親をカナダに呼び寄せることを考えているのですが、呼び寄せでの永住権申請の窓口が2020年の11月以降空いていない状態で、いったいいつ申請手続きをを始めることができるのが、予想もつきません。

ですが、カナダは比較的、長期の介護休暇(無給ではありますが)をとりやすいので、状況に応じてフレキシブルに対応策を考えていこうとおもっています。

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